書評:限界集落(ギリギリ)温泉
著者の鈴木みそというとアラフォーな私世代だとファミ通での連載を思い出すところ。
この作品は地域おこしがテーマその手法としてSNSやオタクを使っていくというところが特徴。
実際、様々な地方自治体などが生半可な知識で流行りの手法を採り入れようとして撃沈している。ゆるキャラ×SNSみたいな。
私みたいな薄いオタクがみても、そりゃダメだわ、となるようなのが多い。
その点著者はよくわかっており、読んでいてもそりゃダメだわってのがあまりない。
また地域おこしに限らず今後のビジネス手法として参考書的としても読める。
地産地消は当たり前として、通販するな、造型師が手作りで作るとか、価値を創るということはどういうことかを考えさせられる。