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プログラミング教育の導入について

昨今の社会情勢から文科省はプログラミング教育の更なる充実を目指している。

確かに、理系、特に工学部ではほぼ全ての分野で道具としてのプログラミングが必要と言える。

また、企業の現場においてもほぼ全ての職場で、何らかの形で情報システムを利用している。

このような情勢からプログラミング教育という発想は解らんではない。

ただ、10数年情報システムに携わった立場からいうと、別に取り立ててプログラミング教育が必要なのかよくわからん。

 

例えばシステム開発において一部の超高度な分野を除けば、基本的には手作業を自動化することが求められる。

いかにして手作業をシステムにするか。

で、実際のシステム組む作業は、手作業でやっていることを分解して、手順考えて、実現する為のアルゴリズムやライブラリ探して、カスタマイズして完成みたいなパターンで作る事が殆ど。

一からエレガントなプログラム組む作業はあんまりない。

さて、システム開発この中で大事だと思うことは

  1. 作業の分解
  2. 手順の構成

だと思う。

ここがへぼかったら、完成するシステムはダメになる。

この辺の作業が出来ていない奴はコーダーのはなれでもって設計は厳しい。

で、この辺の素養はこれまでの教育でも十分対応出来ると思う。

後、プログラミングの肝である繰り返し(for文)、条件分岐(if文)は、いわゆる場合の数が終わってからでないと厳しいんじゃないかな。

とはいえ、数学辺りも若年層から才覚を現すみたいだから、上手い具合にはまればとは思う。